ジョルジョ・モランディ―終わりなき変奏
東京ステーションギャラリー
ジョルジョ・モランディ(Giorgio Morandi, 1890年7月20日 - 1964年6月18日)
去年たまたま見つけたルイジ・ギッリの書籍から気になってはいたモランディ―
この手の静物画は よくあるはずなんですが
なんかよくある この手のやつとは一線を画して 違う感じがしていた
その違う感じを確かめに
やっぱりみすずさん ルイジ・ギッリの「写真講義」
抑制のバシバシ効いた中間色の色合いとマチエールと整理され過ぎた形態
この空気感に もはや変態性まで感じる
版画における 線の方向性と密度と連続性に偏執狂を感じる
母と妹二人との生活
埃は取ってはいけない
観光はしない 絵画で生計は立てない
いちいちガツンとくるもんがある生活と結果としての作品
自分の生き方が恥ずかしくなる
こんな生き方してちゃあいけんばいと
つくづく思い馳せられる作品群
そんな切実さがピリピリ伝わってきて
しばらくクラクラやられてます
私個人も勿論ですが
人類全てに反省と見直しを
多分 自分の世界で手一杯だから そんなお節介してる暇はないとは思いますが
作品群が 促してます
「オマエラのゆー世界って何だ オマエラのゆー宇宙って何だ?」って
欲がね
欲の有り様がね
すみません
ちょっとクラクラ考えさせてもらいます
ジョルジョ・モランディ
Giorgio Morandi
1890年、繊維取引の小さな商社を営む家族の、5人兄弟の長男としてボローニャに生まれる。
17歳で美術アカデミーに入学、同校を卒業後、小学校の美術教師を務め、後に校長に就任。
40歳で母校ボローニャの美術アカデミーの版画科教授となる。
1963年に栄誉ある市民に贈られる金のボローニャ大学賞を受賞。
生涯ボローニャを離れず、油絵作品のすべてがフォンダッツァ通りの自宅とアペニン山脈中の寒村グリッツァーナのアトリエで制作された。
1964年肺ガンにより死去。享年73歳。
「ほっといてくれ、仕事をするから」が口癖
ジョルジョ・モランディの手紙クリエーター情報なしみすず書房
「ほっといてくれ、仕事をするから」が口癖。アトリエにこもり壜、缶、器を配した静物画をくり返し描きつづけた。この特異な画家の遺した手紙と資料から、“密やかな抵抗者”の人と芸術に接近する。第2部では、同時代人によるモランディ評はじめ、今日のモランディ論の礎となっている重要な論文、短文ながら興味深い「自伝」、稀少なインタヴュー、ヴェネツィア・ビエンナーレとの隠れた関係に迫る論考など、謎めいた画家モランディに多方向から接近する。
ジョルジョ・モランディクリエーター情報なしフォイル
Morandi's Objectsクリエーター情報なしDamiani
ジョルジョ・モランディ-人と芸術 (平凡社新書)クリエーター情報なし平凡社
モランディとその時代クリエーター情報なし人文書院
Morandi's Objectsクリエーター情報なしDamiani
写真講義クリエーター情報なしみすず書房