図書館のいつもは行かない映画とか芸能とかの書棚にふと足が向かってですな
ふと目についた本

著者は奥さんの根津仁香さんとゆー人

もう すっかり忘れていた 根津甚八とゆー人の存在を 一気に思い出し
そのビンビンギラギラの全盛期も一気に思い出す
根津さんが一番 婦女子にキャーキャー騒がれていた頃 「徹子の部屋」に出ておられて
状況劇場に入団試験があった時 目を血走らせるために何日も徹夜してでかけたとニコニコ笑いながら喋られていた姿を思い出す
そして この本には当然ながら 状況劇場の頃の話や どのような経緯があって退団されたかに触れられてある
唐十郎の嫉妬かと思いきや 実は李麗仙の嫉妬だったと語る 麿赤児
僕も「少女仮面」の戯曲に中学2年生の時に痺れたクチです
見たかったですな 根津さん在籍時の状況劇場
大唐十郎展

人形 「その様子だと、おまえはもう喋ればいだろ」
腹話術師 「喋れるよ」
人形 「喋るなよ。今度は俺が喋ってやるからさ」
腹話術師 「おまえが?」
人形 「ああ。オマエが俺を使って喋ったってろくなことがないしさ。今度は俺が喋ってやるかよ」
腹話術師 「だって、俺が喋るからオマエは存在していたんだよ」
人形 「いや 俺はオマエが知らないところで存在していたよ」


そして
「その後の仁義なき戦い」
「影武者」
「さらば愛しき大地」

ビンビンにカッコええシャブ中役をやらせたら この人の右に出る者はいなかった全盛期
ダンプ・田園・シャブ・甚八 「さらば愛しき大地」



根津甚八 キネマ横丁

「上海帰りのリル」は根津甚八バージョンが一等カツコ良いと思いましたもん
根津甚八「上海帰りのリル」
この全盛期の時からカラダの具合が色々ヨロシクなったことは知らなかった



2001年の池脇千鶴ヒロインの朝ドラ「ほんまもん」の父親役で出ておられた根津さんを見て
もう あの頃の根津さんではないんだなと ものすごく残念だったことを思い出しました

