FC2創業者弟らに有罪=わいせつ動画公開―京都地裁
動画投稿サイト「FC2」のわいせつ動画をめぐる事件で、
わいせつ電磁的記録媒体陳列罪と公然わいせつ罪に問われたFC2米国法人創業者の実弟高橋人文(40)、
関連会社「ホームページシステム」社長の足立真(41)両被告の判決が24日、京都地裁であった。
中川綾子裁判長は、2人に
懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円(いずれも求刑懲役2年6月、罰金250万円)を言い渡した。
弁護側は即日控訴した。
弁護側は、わいせつ動画のアップロードに関与しておらず、
投稿者との共謀などは成立しないとして、無罪を主張していた。
これに対し中川裁判長は、「被告らはサイトで相当数のわいせつ動画が配信されることを認識し、利用者を増加させようとしていた」と指摘。
投稿者も、閲覧者が増えるとポイントがたまり換金できるサイトの仕組みに動機付けられ、動画をアップロードしていたと認められると判断した。
判決によると、両被告は米国にあるサーバーからサイトを運営。
2013年6月19日に投稿者と共謀し、無修正のわいせつ動画を不特定多数の人が閲覧できる状態にするなどした。
(時事通信 2017 3/24)
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