「悦楽」
監督 大島渚
1965年
出演
中村嘉葎雄
加賀まりこ
野川由美子
小林昭二
小沢正一
戸浦六宏
渡辺文雄
小松方正
草野大悟
八木昌子
樋口年子
清水宏子
これはまた なかなかに評判の悪いシネマですね
僕は結構ウキウキ愉しめたので さぞかし評判のヨイ作品なのだろーと 調べてみたところ
皆々様がこぞって罵詈雑言を云われている
大島渚が自分のプロダクションである創造社(1960)を立ち上げ、その創造社の第一作となっているのが本作品らしい
加賀まり子さんは 突っ張りや毒舌の加賀さんではなくブリッ娘の加賀さんである
Hシーン 下着シーンは無しで 出番もいたって少ない
いたって少ない 出番と露出具合であるが 飛びっきりに群を抜いて可愛らしい
笑顔の口元が芦田真奈ちゃんに似ていたりする
ま 加賀さんのこたーいい
この作品は あくまでも中村嘉葎雄のPVである 出ずっぱり嘉葎雄
高嶋政伸に似ていたりするのが気色悪くってヨイ
????印の実験的なカットやシーンのてんこ盛りで
これが けっこーオモロイわけ 僕は
芸術的な頭でっかちさはあまり感じられず
どちらかゆーと ポンコツでシシオノぱ〜な映像であります
皆様がおっしゃいますよーな退屈は全然しないです
うひょひょひょひょ〜と小踊りしたくなります
野川由美子さんのHな下着姿も見れます
下着姿の野川さんに硫酸らしきものをぶっかけよーと脅すのが大島作品によく登場されます戸浦六宏さん
子供の頃からよく目にしていたし、ちょっと気になったので戸浦さんをググってみたら 驚いたことに トーラさんのお父さんやありませんか
トーラさんとは東良美季さんのことね
毎日jogjob日誌 by東良美季
小学生の頃の加賀さんをレイプしたとゆー鬼畜役はウルトラマン科学特捜隊のキャップの小林正二さん そーゆーくだりの映像は省略されていて嘉葎雄の弁舌のみで説明されていますが
小林さんの実に下品な飲食シーンが効いていて十二分に説明されております 加賀さんに惚れちゃってる嘉葎雄が殺しちゃんですけんどね
そんな嘉葎雄の前に小沢昭一が現れ悪い取引にやってきます
僕は小沢さんはあまり好きではなかったのですが この作品の小沢さんは不気味さと胡散臭さを併せ持っていて実にヨイ
小沢さんに預かって欲しいと渡された3000万円を嘉葎雄が使いこんで女子をヤリまくるとゆー按配となります
一人目の野川さんはヨイとしましょう エロでべっぴんであぶらぎっしゅですから
二人目の八木昌子さんも格段にレベルダウンとはゆーもののギリギリエエとしましょう 欽ドンだしね
その八木さんの旦那の小松方正が嘉葎雄 にしばかれにやって来ますが
ここ! この映画で 僕が一等好きなシーンがあります
小松さんが双子の子供を連れて 八木さんと嘉葎雄 んとこにノコノコやって来て嘉葎雄 にぶっ倒されるのですが
双子の娘たちが煩いぐらいに泣き叫ぶのですな
その娘さんたちの声がね 映像とは全くかみ合っていないのに 妙に糞リアルでシュールで ぼんくらなのです
僕的にはこのシーンがこの映画のハイライトで抜き所です
その後の女子達はどんどんレベルダウンしていって オマエ誰やねん?ゆー按配の女優さんも出てこられます(樋口年子さんと清水宏子さん)
知恵遅れの清水さんの情夫役の草野大悟さんも登場
草野さんは NHKドラマ「紅い花」で主役張ってられたので 僕のアイドルです
そしてラストにかけて 加賀さんが再び登場されて 可愛い言い回しで色々しおしおぱ〜なことをおっしゃって
嘉葎雄 を裏切ってちゃんちゃんとなります
こんな見所満載のシネマを掴まえて なんでみなさんはボロクソに云われるのか よーわからんです
もっともっと見所なんか鐚一文無い映画なんて山ほどあるやないですか
この映画は色んな意味でオモロイもんが満載されております
僕はお薦めします 未見の方はぜひ見て下さい
小躍りできまっせー
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