看護師“退屈しのぎ”患者180人超殺害か
ドイツで、看護師の男が患者180人以上を殺害していた疑いが浮上し、当局が捜査を進めている。
ドイツメディアによると、この看護師(37)は、ドイツ北部の病院で勤務中に薬物を投与して患者3人を殺害した罪などに問われている。
この病院で男の勤務中に死亡した患者は2003年からの3年間でほかに174人いて、
検察は、同様の手口で殺害された疑いがあるとして捜査を進めている。
犯行動機について検察は、男が退屈しのぎに患者を瀕死(ひんし)の状態にした後、蘇生術を試そうとしていたと指摘しているという。
さらに前の勤務先などでの行いも調べており、犠牲者は最終的に180人を超える恐れもある。
男は以前、別の事件で殺人未遂罪で服役した際、周囲に対して「50人に到達してからは数えるのをやめた」と自慢していたという。
(日本テレビ系 2014年 11月29日)
ニールス・ヘーゲル被告(37)は、ドイツ北部のウィルヘルムスハーフェンで生まれ育った。
そしてアパートの実家には、両親が今も暮らしているという。
ニールス・ヘーゲル被告は、ドイツ北部の病院で、3人の患者に薬物を大量に注射して殺害した罪などで起訴されているが、
検察当局によると、ほかの病院もあわせて、230人以上の死亡例が捜査対象になっているという。
被告は、同じ手口で患者を殺害しようとした殺人未遂罪で、すでに有罪となっていて、
服役中の刑務所で「50人で数えるのをやめた」と自慢していたという。
取材に応じた被告のかつての同級生は、事件について、驚きを見せている。
同級生は「彼は、人前で自分をとても良く見せたがり、目立ちたがり屋だった」と話した。
被告は「退屈しのぎにやった」などと供述していて、検察は、およそ230人の死亡への関与などの解明を急ぐ方針。
(2014年 12月01日 FNNニュース)
Das ist der Todespfleger von Delmenhorst
Aus Geltungssucht 192 Menschen ermordet?
++ Gutachterin: „Der Patient war für ihn ein Objekt.”
++ Richter fordert Geständnis
独の看護師、薬物投与で患者を大量殺害か
ドイツ北部の病院で、薬物投与により患者3人を殺害したとして殺人罪などに問われている看護師の男(37)が、同様の手口で多数の患者を死亡させた疑いが浮上し、独国内に衝撃が走っている。DPA通信などが報じた。
男は独北部デルメンホルスト市内の病院に2003年から05年まで勤務。
3人に致死量の不整脈治療剤を注射して殺害した罪や患者2人に対する殺人未遂の罪で起訴され、9月に裁判が始まった。
検察当局は犯行目的について「退屈しのぎに患者を重篤な容体にした上で蘇生させ、能力の高さを見せつけようとした」などと指摘している。
地元捜査当局は、同病院での174件の死亡例についても、男の関与の有無を調べている。
男が過去に勤務していた複数の医療機関での不審死についても捜査を進めている。
大衆紙ビルトは「戦後最悪の連続殺人の可能性がある」と報じている。
男は08年、同じ手口による殺人未遂の罪で、禁錮7年半の有罪判決を受けていた。
(2014年11月28日読売オンライン)
ドイツで180人以上が不審死? 元看護師の男を捜査
ドイツ北部の病院で薬物投与で患者3人を殺害したなどとして、殺人罪などに問われた元看護師の男(37)が、
同様の犯行を繰り返していた疑いが強まり、当局が捜査を始めた。
殺された可能性がある人の数は180人を超え、前代未聞の大量殺人事件に発展する可能性が出ている。
独メディアが検察当局の話として伝えたところでは、男は2003~05年に独北部ブレーメン近郊のデルメンホルストの病院に勤務。
重病の患者3人に致死量の不整脈治療剤を注射して殺害したほか、2人の患者の殺人未遂罪でも起訴された。
男は調べに対し、「退屈しのぎに素晴らしい蘇生術を試したかった」などと話しているという。
男は08年に、同じ手口で患者を殺害しようとした罪で懲役7年半の有罪判決を受け服役していた。
だがその後、不審な死を遂げた別の患者の家族から訴えが相次ぎ、捜査が再開された。
当局は、デルメンホルストの病院だけで計174人のケースを捜査。
男が勤務していた別の病院でも不審死が起きており、対象者数は180人以上という
(2014年11月28日 朝日新聞DEGITAL)
Krankenhaus-Morde: Warum stoppte niemand Niels H.?
Er ist des dreifachen Mordes angeklagt, doch die Liste seiner Opfer könnte in die Hunderte gehen. Der Krankenpfleger Niels H. soll Patienten zu Tode gespritzt haben - und hätte wahrscheinlich frühzeitig daran gehindert werden können. Die Chronik eines der unglaublichsten Ermittlungsskandale der deutschen Geschichte.
Von Karsten Krogmann und Marco Seng
Klinikum Delmenhorst, 22. Juni 2005, ein Mittwoch; auf der Intensivstation hat die Spätschicht begonnen. In Zimmer 6 liegt der ehemalige Justizvollzugsbeamte Dieter M. aus Bremen, 63 Jahre alt, im künstlichen Koma. Ein Krebspatient, der gerade zwei Operationen überstanden hat und einen Luftröhrenschnitt. M.‘s Zustand gilt als stabil.
Bis der Krankenpfleger Niels H. aus Wilhelmshaven, 28 Jahre alt, in sein Zimmer tritt.
Niels H. spritzt Dieter M. 40 Milliliter des Medikaments Gilurytmal in die Vene. Gilurytmal (Wirkstoff Ajmalin) ist ein Herzmittel, das in solcher Überdosierung lebensbedrohliche Herzrhythmusstörungen und einen Blutabdruckabfall verursachen kann.
Neben dem Krankenbett steht eine Infusionspumpe, Dieter M. erhält darüber pro Stunde sieben Milliliter des Blutdruckmedikaments Arterenol. Niels H. dreht die Pumpe auf null. Als der Überwachungsmonitor einen Alarm auslöst, schaltet H. den Ton ab.
Bei Dieter H. setzt ein lebensbedrohliches Herzkammerflattern ein, sein Blutdruck sackt ab. Eine Krankenschwester kommt zufällig ins Zimmer. Niels H. sagt zu ihr: „Dein Patient hat keinen Druck mehr.“ Die Schwester ruft einen Kollegen zur Hilfe, gemeinsam leiten die beiden Wiederbelebungsmaßnahmen ein. Sie können Kreislauf und Blutdruck von Dieter M. wieder stabilisieren.
Nur 29 Stunden später wird Dieter M. tot sein.
Die Krankenschwester, die misstrauisch geworden ist, nimmt Dieter M. nach der Reanimation eine Blutprobe ab. In der Klinikapotheke stellt sie fest, dass fünf Ampullen Gilurytmal zu je 10 ml fehlen. Der zu Hilfe gerufene Kollege findet vier leere Ampullen des Medikaments im Abwurfbehälter in der Zentrale der Intensivstation und stellt diese sicher.