「火の鳥 鳳凰編」iPhone版
手塚治虫
初出『COM』(1969年8月号 - 1970年9月号)
我王
茜丸
吉備真備
橘諸兄
良弁
最初見つけたんは 高1の頃
俊徳道にあった古本屋スイス(主にエロ本購入の穴場として使用)にて
店主の親父は絶版COMの単行本の価値がわかっておらず
二束三文で店に並べていたので大慌ててで「火の鳥」をまとめて購入
「火の鳥」は全部が全部名作とゆーわけではなく つまんないのもあります
その中でも特に優れているとゆーか 僕のお気に入りは この「鳳凰編」と「復活編」です
時代背景は奈良時代 聖武天皇が鎮護国家思想に基づき奈良に大仏をおっ建ててる頃のお話
歴史や政治に疎いワタシでも大丈夫でした
どの時代でも登場してくる鼻でか男 今回は我王とゆー片腕のヒトゴロシが良弁に助けられ魂の仏師になり
自分が過去に腕を切断した茜丸とゆー仏師と大仏殿の鬼瓦対決するとゆーもの
ヒューマニズムと政治と宗教と藝術の間を相変わらず寄り引き斬新なコマ割で「間」や「時間経過」で立ち止ったりスクロールしたり
駆け巡る一大エンタテーメント活劇なわけです
加齢にともなう老眼と近眼のお目目にはiPhone版で読むのにタッピングしてあっちゃこっちゃにずらしたり
ズームしたりなかなかめんどくさく流して読めないとゆーのもありますが、
そのぶん一コマ一コマの重みと連続させた時の構成の巧妙さが堪能でけたりして
「やっぱし手塚先生凄まじい!」となりますな
多分iPad版で読むのがいっちゃんエエんでしょうが いかんせんiPadは重い嵩張るもんで
通勤中とかランニングマシン中に閲覧でけませんから
やっぱり版形や紙質はCOM版「火の鳥」がベストやったと思います
ちとネット検索したところ これファミコン版もあったんですな
FC 火の鳥 鳳凰編 クリア1/3 Hinotori Clear1/3
会社の隣席の若い衆が「これやったことあります」と言ってました
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