木嶋佳苗被告について、留置先で同室の女性が証言 「セレブさんと呼んでいた」
男性3人を殺害したとして死刑を求刑されている木嶋佳苗被告(37)。13日の判決を前に、同じ留置施設の部屋で過ごした女性が語った。
留置先で木嶋被告と同室だった女性は「『ホテルでフォアグラを食べる』とか、『ベンツに乗っている』とか聞いて、『セレブさん』と(あだ名を)つけたんですけど」と話した。
3件の殺人をはじめ、10もの罪に問われている木嶋佳苗被告を「セレブさん」と呼んでいたこの女性は、留置所で、木嶋被告と同じ部屋で、およそ3週間一緒に過ごしていた。
同室だった女性は「(セレブさんというあだ名に木嶋被告の反応は?)うれしそうでした。
ほかのあだ名もつけたが、いろいろ提案していく中で、一番気に入ったのが、セレブさんだったので。(木嶋被告も)『まぁそれでいいかな』という感じで。(セレブさんと)本人納得のうえで呼ばせてもらった。(もともと看守からはなんと呼ばれていた?)最初は724番です」と語った。
木嶋被告はブログで、自身の派手な生活ぶりをつづっていた。
この女性によると、留置所内でも木嶋被告の生活ぶりに驚かされたという。
同室だった女性は「(木嶋被告は)いつもルンルンしているような、楽しそうなんです。
自分が一番きれいというか、周りの人を見下したような感じの人。(具体的なエピソードは?)わたしが(留置所に)入ったばかりの時は、時期的に乾燥する。足とかカサカサになるんですよ。
そういうのを見て、『何それ〜』みたいな感じで笑ったり。(女王様気取り?)そんな感じではありました」と語った。
そして、物に執着しないという木嶋被告のエピソードも明かしてくれた。
同室だった女性は「(歯磨き粉を)半分ぐらい使って、『もう古くなったから新しいのに替えよう。廃棄で』と言い。『信じられないよね』と(別の同室者と)話をしていた。
『歯磨き粉を捨てる人はいないよね』と。(物に対しては、ありえないような使い方をしていた?)そうなんです」と語った。
さらに、初公判では、異例の「衣装替え」をするなど、注目を集めていた木嶋被告の服装。
留置所内では、上下黒か灰色のスウェット姿だったという木嶋被告だが、そのスウェットについても、「ありえない使い方」だったと話している。
同室だった女性は「(木嶋被告が)『これちょっと毛玉が多くなってきたから、廃棄しちゃお〜う』みたいな感じで。『(看守に)すみませーん、これ廃棄で』と言うんですよ。
『もったいないじゃん』、(看守に)『本当に捨てるんですか?』と言ったんですけど、(看守は)『本当に捨てるみたいだよ』と」と話した。
また木嶋被告は、髪の毛や肌の手入れなどには、時間をかけていたという。
女性によると、木嶋被告は看守とのやり取りも慣れた様子で、取り調べなどで留置所の外に出る際には、こんな会話をしていたという。
同室だった女性は「(看守が)『きょう、どうする?』と言うと、(木嶋被告は)『ピンクのしましまがいいかな』と言う。『うん、わかったよ』みたいな感じで、看守さんも慣れた手つきでという感じでした。
(木嶋被告は)『マスコミ対策にかぶるやつ(上着)なんだけど』と言っていた。(ピンクのしましまを指定した理由は?)かわいいからだと思います。(木嶋被告は)ピンクが大好きなんです」と語った。
このほかにも、留置所内で週に1度買うことができたというお菓子を毎回購入し、嫌いなものは手をつけずに捨てていた。
女性が服用していた睡眠薬に興味を示していたなど、木嶋被告の留置所での暮らしぶりを明かした、この女性。
そのインタビューの中には、法廷での木嶋被告の証言と、食い違う内容もあった。
法廷で木嶋被告は「(収入は)月150万円くらいで、貯金は一切していません」と証言していた。
2月に行われた被告人質問で、同時に複数の男性と「愛人契約」を結び、その収入は貯金せず、全て使っていたと証言した木嶋被告。
しかし、この女性に対しては、当時違う話をしていた。
同室だった女性は「『詐欺ったお金はどうしたの?』って聞いたら、『他人名義の口座に移してあるんだよね』みたいな感じで...。
『詐欺っていうから、そのくらいしないと隠せませんよね?』と言ったら、(木嶋被告は)『そうですね』みたいな」と話した。
食い違う木嶋被告の金にまつわる話。
逮捕の直前まで木嶋被告と同居していた男性は、法廷での証言について、「でたらめしか言っていないですから。
全く反省していないと思いますよね。『何でこんなところに...、こんな目にあわなきゃいけないの?」って、逆に思ってるかもしれないですね。更生するなら全部話していますよ」と断じている。
留置所を出る際に、木嶋被告から「いつもツンケしないで笑顔を忘れずに。KANAE」という言葉を贈られたという女性。
これまで目にした報道などから、受ける印象を「普通は笑ってられるとか、洋服を気にしたりとかできるような事件じゃないと思うんですけど、そういう面で反省の色がないのかなって思いますね。
(留置所で)一緒にいた時と、なんら変わりはないと思いますね。何かに自信がありそうな...、そういうところは変わっていないですね」と語った。
13日、死刑が求刑されている木嶋被告の判決公判が行われるが、それを前に、同居していた男性は「やっぱり求刑通りの刑ですよね。裁判員の人たちの良識ある判断。それだけですね」と語っている。
木嶋被告への判決が言い渡されるのは、13日午前10時の予定となっている。
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男性3人を殺害したとして死刑を求刑されている木嶋佳苗被告(37)。13日の判決を前に、同じ留置施設の部屋で過ごした女性が語った。
留置先で木嶋被告と同室だった女性は「『ホテルでフォアグラを食べる』とか、『ベンツに乗っている』とか聞いて、『セレブさん』と(あだ名を)つけたんですけど」と話した。
3件の殺人をはじめ、10もの罪に問われている木嶋佳苗被告を「セレブさん」と呼んでいたこの女性は、留置所で、木嶋被告と同じ部屋で、およそ3週間一緒に過ごしていた。
同室だった女性は「(セレブさんというあだ名に木嶋被告の反応は?)うれしそうでした。
ほかのあだ名もつけたが、いろいろ提案していく中で、一番気に入ったのが、セレブさんだったので。(木嶋被告も)『まぁそれでいいかな』という感じで。(セレブさんと)本人納得のうえで呼ばせてもらった。(もともと看守からはなんと呼ばれていた?)最初は724番です」と語った。
木嶋被告はブログで、自身の派手な生活ぶりをつづっていた。
この女性によると、留置所内でも木嶋被告の生活ぶりに驚かされたという。
同室だった女性は「(木嶋被告は)いつもルンルンしているような、楽しそうなんです。
自分が一番きれいというか、周りの人を見下したような感じの人。(具体的なエピソードは?)わたしが(留置所に)入ったばかりの時は、時期的に乾燥する。足とかカサカサになるんですよ。
そういうのを見て、『何それ〜』みたいな感じで笑ったり。(女王様気取り?)そんな感じではありました」と語った。
そして、物に執着しないという木嶋被告のエピソードも明かしてくれた。
同室だった女性は「(歯磨き粉を)半分ぐらい使って、『もう古くなったから新しいのに替えよう。廃棄で』と言い。『信じられないよね』と(別の同室者と)話をしていた。
『歯磨き粉を捨てる人はいないよね』と。(物に対しては、ありえないような使い方をしていた?)そうなんです」と語った。
さらに、初公判では、異例の「衣装替え」をするなど、注目を集めていた木嶋被告の服装。
留置所内では、上下黒か灰色のスウェット姿だったという木嶋被告だが、そのスウェットについても、「ありえない使い方」だったと話している。
同室だった女性は「(木嶋被告が)『これちょっと毛玉が多くなってきたから、廃棄しちゃお〜う』みたいな感じで。『(看守に)すみませーん、これ廃棄で』と言うんですよ。
『もったいないじゃん』、(看守に)『本当に捨てるんですか?』と言ったんですけど、(看守は)『本当に捨てるみたいだよ』と」と話した。
また木嶋被告は、髪の毛や肌の手入れなどには、時間をかけていたという。
女性によると、木嶋被告は看守とのやり取りも慣れた様子で、取り調べなどで留置所の外に出る際には、こんな会話をしていたという。
同室だった女性は「(看守が)『きょう、どうする?』と言うと、(木嶋被告は)『ピンクのしましまがいいかな』と言う。『うん、わかったよ』みたいな感じで、看守さんも慣れた手つきでという感じでした。
(木嶋被告は)『マスコミ対策にかぶるやつ(上着)なんだけど』と言っていた。(ピンクのしましまを指定した理由は?)かわいいからだと思います。(木嶋被告は)ピンクが大好きなんです」と語った。
このほかにも、留置所内で週に1度買うことができたというお菓子を毎回購入し、嫌いなものは手をつけずに捨てていた。
女性が服用していた睡眠薬に興味を示していたなど、木嶋被告の留置所での暮らしぶりを明かした、この女性。
そのインタビューの中には、法廷での木嶋被告の証言と、食い違う内容もあった。
法廷で木嶋被告は「(収入は)月150万円くらいで、貯金は一切していません」と証言していた。
2月に行われた被告人質問で、同時に複数の男性と「愛人契約」を結び、その収入は貯金せず、全て使っていたと証言した木嶋被告。
しかし、この女性に対しては、当時違う話をしていた。
同室だった女性は「『詐欺ったお金はどうしたの?』って聞いたら、『他人名義の口座に移してあるんだよね』みたいな感じで...。
『詐欺っていうから、そのくらいしないと隠せませんよね?』と言ったら、(木嶋被告は)『そうですね』みたいな」と話した。
食い違う木嶋被告の金にまつわる話。
逮捕の直前まで木嶋被告と同居していた男性は、法廷での証言について、「でたらめしか言っていないですから。
全く反省していないと思いますよね。『何でこんなところに...、こんな目にあわなきゃいけないの?」って、逆に思ってるかもしれないですね。更生するなら全部話していますよ」と断じている。
留置所を出る際に、木嶋被告から「いつもツンケしないで笑顔を忘れずに。KANAE」という言葉を贈られたという女性。
これまで目にした報道などから、受ける印象を「普通は笑ってられるとか、洋服を気にしたりとかできるような事件じゃないと思うんですけど、そういう面で反省の色がないのかなって思いますね。
(留置所で)一緒にいた時と、なんら変わりはないと思いますね。何かに自信がありそうな...、そういうところは変わっていないですね」と語った。
13日、死刑が求刑されている木嶋被告の判決公判が行われるが、それを前に、同居していた男性は「やっぱり求刑通りの刑ですよね。裁判員の人たちの良識ある判断。それだけですね」と語っている。
木嶋被告への判決が言い渡されるのは、13日午前10時の予定となっている。
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